がん保険比較-年齢別に保険料で比較

がん治療にかかる費用

HOME
お気に入りに追加
※本ページはプロモーションが含まれています。

がん治療にかかる費用※わたしの母の悪性リンパ腫の場合

更新日:

母の入院

 がん治療にかかる費用ですが、実際にわたしの母が悪性リンパ腫になった際の入院費用を紹介します。

 悪性リンパ腫は、治療期間が長いタイプのがんです。また、うちの母は60代後半でかかっており、年収が低いので、高額療養費の金額が安くなっています。

 がんにはいろいろなタイプがあり、手術、入院の有無で、費用は変わりますが、参考になればと思います。

  1. わたしの母が悪性リンパ腫にかかった実際にかかった治療費
  2. 初期、検査と入院(1ヶ月目)
  3. 入院、抗がん剤治療(2ヶ月目)
  4. 退院して自宅療養、通院での抗がん剤治療(3ヶ月目)
  5. 自宅療養、通院での抗がん剤治療と再入院(4ヶ月目)
  6. 退院し、自宅療養、通院での抗がん剤治療(5ヶ月目)
  7. 退院、抗がん剤治療が終了(6ヶ月目)
  8. 退院後、月1回の通院(7ヶ月~12ヶ月目)
  9. 母のがん治療を経験して思ったこと。がんはお金がかかる

わたしの母が悪性リンパ腫にかかった実際にかかった治療費

 わたしの母のがんの治療費としてかかった費用(半年)は、2016/5/6~2018/10/31までで823,270円でした。治療期間は、がんになったことがわかった時から、抗がん剤治療が終了した日までの期間です。

 6ヶ月以降も、毎月通院を続けたので、1年間のがん治療の費用としては885,420円になります。

 がん保険の費用の平均は100万円と言われていますが、実際にそれぐらいの費用がかかりました。
→がん治療にかかる費用※平均の自己負担額は約100万円

 この数字は、母のがんを治してもらった病院の診療費領収書にもとづくもので、医療費、食事療養費、薬代等の合計金額になります。

 わたしの母のガンは、悪性リンパ腫で、入院・治療期間が長めで、この金額かもしれませんが、参考にしていただければと思います。

 ただ、これ以外にも費用がかかっています。

 通院時には、タクシー代が往復で1200円ほどかかりました。食事についても、自宅療養中の食事もそうですが、父が家事をあまりしたことがなかったので、父の食事代の負担もかかりました。

 介護認定を受けたため、自己負担金は少なかったですが、電動ベッドや、トイレの手すりもつけました。

 父がアフラックのがん保険に入っていて、約80万円出たことが本当に助かりました。ただ、入院日数に応じて出るタイプだったので、今の一時金が出るタイプの保険だったらなとは思いました。

 また、高額療養費の限度額適用認定証を入ることを病院から勧められたことも良かった点です。戻ってくるとはいえ、あの医療費を3割負担でも立て替えることはできません。

 両親は年金生活に入っていたので、収入についてのダメージはありませんでしたが、会社員勤めをしている自分がなっていたらと考えると怖くなりました。経済的サポートは必要になります。

 保険料も安くはありませんが、もしもの場合に備えて、貯金もしくはがん保険で100万円を備えられるようにしておくべきだと思います。

がん保険比較-年齢別に保険料で比較※おすすめの保険は一時金が出る保険

医療費合計 自己負担額 保険適用外 合計(税含む)
1ヶ月目(2016/5)
1,776,710円 57,600円 65,000円 127,080円
2ヶ月目(2016/6)
1,692,470円 57,600円 271,320円 348,120円
3ヶ月目(2016/7)
299,380円 57,600円 18,380円 75,980円
4ヶ月目(2016/8)
967,120円 88,800円 17,030円 105,830円
5ヶ月目(2016/9)
955,570円 88,800円 23,800円 112,640円
6ヶ月目(2016/10)
266,980円 44,400円 9,220円 53,620円
総合計(2016年中)
5,013,060円 394,800円 404,750円 823,270円
※微妙に合わないのは消費税が合計に追加されるからです。

スポンサード リンク


がん治療にかかる費用:初期、検査と入院(1ヶ月目)

 わたしの母ががんであるとわかったのは2016/5/6でした。

 食事が喉を通らない状況が2ヶ月ほど続き、行きつけの医者から、総合病院を紹介され、すぐに検査になりました。

 今でも父から電話がかかってきた時のことを覚えています。

 家族が集められて、レントゲンや胃カメラなどの検査をして、検査結果は、週明けに。結果、悪性リンパ腫でステージ4との診断結果となりました。

 悪性リンパ腫は血液のがんで、治療は抗がん剤治療がメインとのことでした。

 ただ、高齢で身体が弱っており、まずは、体力の回復が優先となりました。

 1ヶ月目にかかった費用は127,080円です。

 医療費合計は170万円を超えていますが、高額療養費のおかげで57,600円となっています。
 ※年金をもらっており、年収370万円以下のため。

 医療費以外の部分では、差額ベッド代の費用が56000円と多くなっています。

 なお、5/6~5/31までの入院に対して、差額ベッド代が7日分しか請求されていない理由は、入院した当初は、集中治療室のようなところに入っていたからです。2週間ほど経ち、治療のメドが立ったことで、個室に移され、そこから差額ベッド代の発生となりました。

 なお、手術料には、がんの手術ではなく、胃の止血手術です。
 包括診療料は、入院にかかわる点滴、酸素吸入のほか、抗がん剤治療(エンドキシサン)によるものです。

 上記の費用のほか、入院中の寝巻き、ガウン、バスタオル、フェイスタオル代が、12,465円かかっています。
 家で洗濯してもってきても良かったのですが、今は病院で借りるケースが多いとのことでした。

費目 合計
診療費
2016/5/6~2016/5/31
初・再診料 2,820円
入院料等 300,800円
医学管理料等 12,550円
検査料 14,400円
画像診断料 4,300円
注射料 5,600円
リハビリ 46,050円
手術料 77,300円
病理診断料 5,700円
包括診療料(DPC) 1,307,190円
医療費合計 1,776,710円
自己負担額 57,600円
保険適用外
食事療養費 9,000円
差額ベッド代 56,000円
小計 65,000円
合計
合計 122,600円
消費税 4,480円
請求額 127,080円

がん治療にかかる費用:初期、入院、抗がん剤治療(2ヶ月目)

 入院が2ヶ月目となり、栄養剤の点滴等で体力も回復し、抗がん剤治療(エンドキシサン、リツキサン)が始まりました。

 1ヶ月目にかかった費用は348,120円です。

 丸1ヶ月の入院だったので、差額ベッド代が240,000円、食事療養費も31,320円と多くなっています。

 ちなみにバスタオル等の費用は8,690円です。父が洗濯をするようになり、少し安くなりました。

費目 合計
診療費
2016/6/1~2016/6/30
医学管理料等 14,450円
画像診断料 2,500円
注射料 4,500円
リハビリ 72,700円
包括診療料(DPC) 1,598,320円
医療費合計 1,692,470円
自己負担額 57,600円
保険適用外
食事療養費 31,320円
室料差額 240,000円
小計 271,320円
合計
合計 328,920円
消費税 19,200円
請求額 348,120円

がん治療にかかる費用:退院して自宅療養、通院での抗がん剤治療(3ヶ月目)

 がん治療が3ヶ月目となり、退院しての自宅療養となりました。

 退院できたことはうれしかったのですが、抗がん剤の影響もあり、痩せて帰ってきました。

 抗がん剤の影響で、白血球の量が減り、免疫が弱くなることから、生ものはダメなど、食事に制限が加わるようになりました。

 ただ、ご飯を食べるのがつらかったようで、何か食べれるものをと、いろいろな食材を母に試すような日々が続きました。

 3ヶ月目にかかった費用は75,980円です。

 通院に関して医療費はそれほどかからないのですが、薬代が大きいほか、抗がん剤治療の費用が5万円近くになりました。

 また、この時期は、通院にタクシーが必要で、往復のタクシー代が必要でした。

 そのほか、介護保険の適用で出費はありませんでしたが、トイレに手すりをつけたり、電動ベッドのレンタル費用も必要でした。

費目 合計
診療費
2016/7/8
初・再診料 730円
投薬料 680円
注射料 5,270円
医療費合計 6,680円
自己負担額 2,000円
その他
薬代 620円
文書代 5,000円
総合計 7,620円

費目 合計
診療費
2016/7/8
初・再診料 730円
検査料 6,59円
注射料 6,430円
医療費合計 13,750円
自己負担額 4,130円
総合計 4,130円

費目 合計
診療費
2016/7/12
初・再診料 730円
検査料 5,94円
投薬料 400円
医療費合計 7,070円
自己負担額 2,120円
その他
薬代 5,090円
総合計 7,210円

費目 合計
診療費
2016/7/21
初・再診料 730円
検査料 4,500円
投薬料 400円
注射料 266,210円
処置料 40円
医療費合計 271,880円
自己負担額 49,350円
その他
薬代 7,670円
総合計 57,020円

がん治療にかかる費用:自宅療養、通院での抗がん剤治療と再入院(4ヶ月目)

 がん治療の4ヶ月目は、自宅療養しつつ、抗がん剤治療を受けていたのですが、後半に白血球の数値が悪くなり、再度の入院となりました。

 入院したことは残念でしたが、自宅療養中もご飯が進まない姿も見ていたので、病院にいた方が安心かもと当時は思いました。

 入院はしましたが、個室ではなかったので、差額ベッド代は必要ありませんでした。

 4ヶ月目にかかった費用は105,830円です。

 抗がん剤治療費と入院の費用がかかりました。

 この月以降、高額療養費が多数該当高額療養費に該当し、自己負担限度額57600円から44400円になっています。

費目 合計
診療費
2016/8/5
初・再診料 730円
検査料 10,470円
画像診断料 27,380円
医療費合計 38,580円
自己負担額 11,570円
総合計 11,570円

費目 合計
診療費
2016/8/10
初・再診料 730円
検査料 11,220円
投薬料 400円
注射料 266,210円
処置料 40円
医療費合計 278,600円
自己負担額 32,830円
その他
薬代 7,670円
総合計 40,500円

費目 合計
診療費
2016/8/23~2016/8/31
初・再診料 700円
医学管理料等 7,250円
リハビリ 15,300円
手術料 138,200円
包括診療料 488,490円
医療費合計 649,940円
自己負担額 44,400円
その他
食事療養費 9,360円
総合計 53,760円

がん治療にかかる費用:退院し、自宅療養、通院での抗がん剤治療(5ヶ月目)

 がん治療の5ヶ月目は、再入院したものの回復し、自宅にもどっての療養となりました。

 戻ってきてひと安心でしたが、抗がん剤治療が続き、食欲もなく、心配な日が続きました。

 5ヶ月目にかかった費用は112,600円です。

 4ヶ月目と同じで、抗がん剤治療費と入院の費用がかかりました。

費目 合計
診療費
2016/9/1~2016/9/8
医学管理料等 13,800円
投薬料 14,700円
注射料 2,250円
リハビリ 19,400円
包括診療料 626,540円
医療費合計 676,690円
自己負担額 44,400円
その他
食事療養費 8,280円
総合計 52,680円


費目 合計
診療費
2016/9/9
文書料 5,400円
総合計 5,400円

費目 合計
診療費
2016/9/20
初・再診料 730円
検査料 4,500円
投薬料 680円
医療費合計 5,910円
自己負担額 1,770円
その他
薬代 9,620円
総合計 11,390円

費目 合計
診療費
2016/9/27
初・再診料 730円
検査料 4,500円
投薬料 680円
注射料 266,210円
処置料 850円
医療費合計 272,970円
自己負担額 42,630円
その他
薬代 500円
総合計 43,130円

がん治療にかかる費用:退院、抗がん剤治療が終了(6ヶ月目)

 がん治療が6ヶ月たち、経過も良く、抗がん剤治療も終了し、無事退院となりました。

 9月の後半に、医師より、順調で退院できるかも?という話は聞いていたのですが、半信半疑で、うれしさよりも心配の方が多かったのを覚えています。

 実際、家にもどってからも抗がん剤の影響がまだ抜けず、食の細さは、そのままでした。

 悪性リンパ腫と分かってから、週3くらいのペースで、病院や自宅への見舞を続けていたのですが、安心はできませんでした。

 6ヶ月目にかかった費用は53,620円です。

 抗がん剤治療は1回ですが、4万円を超える治療費がかかり、薬の量も多く、薬代がかかりました。

費目 合計
診療費
2016/10/4
初・再診料 730円
注射料 266,210円
処置料 40円
医療費合計 266,980円
自己負担額 44,400円
総合計 44,400円

費目 合計
診療費
2016/10/18
その他
薬代 9,220円
総合計 9,220円

がん治療にかかる費用:退院後、月1回の通院(7ヶ月~12ヶ月目)

 退院後も経過観察で、月一度の通院となりました。

 抗がん剤の影響は少しずつなくなっているものの、食の細さなどはそのままでした。

 ちなみに抗がん剤の影響ですが、抗がん剤治療が全部終わってから3~6ヶ月すると髪の毛が、8ヶ月~1年程度で本当の意味での回復とのこと。

 考えてみると、わたしの母もそれくらいだったと思います。

 7ヶ月~12ヶ月の半年にかかった治療費は62,110円です。

 退院当初は、薬代も高く、検査もあり、治療費が高かったのです、2016年12月の検査結果が良かったことから、次の検査が3ヶ月後の2017年2月になり、次は、約半年後の2017年10月になりました。

 検査があると、総額が1万円台後半になりますが、なければ、毎月6000円あたりという感じです。

 退院後、半年たった2017年5月あたりには、さすがに食欲も戻り、体重も増え、がんからの回復を実感するようになりました。

年月 診察料 薬代 合計
2016年11月 4,570円 7,110円 11,680円
2016年12月 6,590円 12,360円 18,950円
2017年1月 4,570円 1,660円 6,230円
2017年2月 12,780円 940円 13,720円
2017年3月 4,570円 1,310円 5,880円
2017年4月 4,570円 1,080円 5,650円
合計 37,650円 24,460円 62,110円

母のがん治療を経験して思ったこと。がんはお金がかかる

 母のがん治療を経験して思ったことは、がんにお金がかかることです。

 がんになった時から、約2年以上経ち、改めて治療費をまとめて、実際に100万円近いお金がかかったことがわかりました。

 病院にかかる治療費用として、約90万円ですが、病院への交通費(タクシー代)、自宅療養中の食事代、トイレの手すり、電動ベッドなど、合わせると100万円は超えています。

 わたしの母が恵まれていたのが、すでに年金生活で、働かなくてもお金が入ってくる状態だったことと、母が入院した病院が自転車で20分くらいと近く、父は元気で、毎日病院に通えたこと、あとは、アフラックのがん保険に入っていたことです。

 40代、50代の働き盛りでがんになっていたら、子育て中に私もしくは妻ががんになったら、治療費以外の部分でも費用がかかっていたと思います。

 治療費がかかる上、働けなくなり収入も減るので、もしもの備えは必要ですね。

 がん保険に関しては、わたしの母が悪性リンパ腫で、入院が多いタイプのがんだったので、入院日数に応じて出るタイプのがん保険で、ある程度の保障はありましたが、抗がん剤治療を受ける状態でも自宅療養になったことを考えると、入院でいくらというがん保険では思ったよりも保険金が下りないということもあるかな?とも思いました。

 通院についても週1もしくは週2ペース、お金がかかったのは抗がん剤治療だったので、通院よりも抗がん剤治療で保険金が下りるがん保険の方がいいかなとも思いました。

 結局のところ、がんと診断確定すれば保険金がおりる一時金タイプが安心感があります。

 がん保険に入るなら、一時金100万円を受け取れるタイプの保険を考えるべきですね。


がん保険比較-年齢別に保険料で比較※おすすめの保険は一時金が出る保険


スポンサード リンク